『Enlisted』規模の第二次世界大戦をテーマにしたシューティングゲームにおいて、これほどまでに主人公である兵士たちに焦点を当てたゲームは他にありません。私たちは、名前に至るまでユニークな兵士を作成できることを誇りに思っており、ここで立ち止まるつまりはありません。私たちは、第二次世界大戦の兵士、つまり一般人が持つ力を超えた能力を備えた分隊を徹底的に再現する新たなステージを導入します。

これらの新しい分隊の最初の兵士は、ドイツの化学産業の努力の賜物により、身体能力が強化されたドイツのエリート兵士です。

最初の社内テストの結果では、これらの新しいドイツ分隊は直接制御すると効果が高すぎることが判明しました。そのため、テストの初期段階では、AIがこれらの新しい分隊を制御することになります。これらの分隊を体験してフィードバックを残し、大きく拡張される『Enlisted』に備えましょう！

阻止して生き残れ！

4月1日（月）22：00（JST）から4月8日（月）22：00（JST）までの間、イベント「作戦：ブレイキングデッド」で、拠点を堅持し、AI制御のドイツの新しいエリート分隊の攻撃をすべて撃退しましょう。さらに、これらの特別なミッションに参加しながら、テーマ別のタスクを完了してユニークな報酬を獲得可能です。

タスクの進捗は、ステージ間でリセットされません。

また、イベントに参加してバトルを4回完了すると、ポートレート「被験者（Subject）」を獲得することができます。

新たな研究ブランチ

各国家の研究ツリーに新しいブランチが追加されます。そこには、通常の兵士よりも生存能力が高く、ユニークな装備を利用可能な、ユニークなクラスの兵士を含む、独自の軍隊が登場します。「意欲的な（motivate）」ブランチは、その国家の主要な分隊すべてのブランチを完全に最大化した後にアンロックされ、その兵士には自軍に2つの専用スロットが割り当てられます。

意欲的な二等兵 二等兵は、GSe07の効果が十分に発揮されなかった「意欲的な（motivated）」兵士です。 認知機能が低下しているため、小火器を効果的に使用することはできませんが、強大な体力を 有するため、その必要はありません。彼らは大規模な分隊で攻撃の第一波を担います。 この兵士は、物を与えられるとそれを手放しません。 これは、装甲シールドや航空爆弾で攻撃を強化するために使用されます。

意欲的な解体工兵 まれに、GSe07は中枢神経系を攻撃し、被験者の前庭系を混乱させることがあります。 その結果、そのような兵士は四肢すべてを使わずして動くことができません。 その目立たないシルエットは、敵の防御要塞に最大40kgの爆発物を送り込むのに最適です。

意欲的な銃手 モチベーターを使用した場合の理想的な結果です。 前頭葉への損傷はほとんどなく、兵士の戦闘能力は維持されます。 同時に被験者の体力、持久力、反応速度を大幅に向上させます。 独立した分隊を編成したり、大規模な下士官兵グループの指揮官として使用されます。 この兵士は、単純な武器と火炎放射器の両方を装備することができます。

意欲過剰 時に、モチベーターの使用によって、誰も予想していなかった重大な身体的変化が生じる場合があります。 このような被験者は価値が高いため、戦場に投入されるのは、敵の防御力が強すぎる場合など、極端なケースに限られます。

完璧な兵士：非人道的な戦争での非人道的な実験

疑問は抱かず、命令に迷いなく従い、戦争のあらゆる苦難に耐えることができる。そんな理想的な兵士像は、現実には存在しません。

超人兵士を生み出すという試みは、20世紀の医学にも存在しました。善意の実験を装ったこれらの研究は、数多くの効果的な麻酔や感染制御手段の発見に繋がりました。しかし、化学者たちはその裏で研究を止めず、狂った時代に相応しい、極めて狂気的なアイデアを持って最前線に向かったのです。戦争の全面的な破壊により、多くの道徳的な制約が取り除かれ、残酷な医学実験に自由を与えられるようになりました。

アーカイブ写真。 「モチベーター」の影響下にあるドイツ兵士。顔の筋肉が弛緩し、外部からの刺激に対する反応が弱く、目標への揺るぎない集中力が認められる。

ドイツの科学者たちは、このような研究で特に重要な成果を上げました。コルチゾールの分泌を抑制する単純な錠剤から複雑な精神刺激薬まで、あらゆる種類の薬が作成されました。このような薬の影響下で、人の自信と痛みの閾値が増加し、兵士は数日間眠らずに過ごすことができるようになりました。これらすべては、戦争初期におけるヨーロッパ戦線や電撃戦に大きく関連しており、ドイツ軍が何日も止まることなく移動することを可能にしました。戦争初期の「モチベーター」は、ドイツ空軍のパイロットや戦車兵の標準的な食料に含まれていたほか、偵察兵や歩兵指揮官にチョコレートの形で支給され、チョコレートの形で部下に自主的に配給されました！

Panzerschokolade：戦車兵用チョコレート

戦争が進行するにつれて、ドイツの化学薬品の生産は需要の増大に追いつかなくなり、これらの製品の消費者でもあったヒトラーの個人的な命令により、ガス状のモチベーター製造が開始されました。そのコンセプトによれば、重要な瞬間にブリキ缶が開けると、ゆっくりと気化するガスが塹壕や密室に充満し、「モチベーター」を経口摂取するよりもはるかに早く、内部の兵士に影響を与えるというものでした。粘膜の外側では、GSe07ガスはすぐに効果を失い、崩壊してしまいます。

ガス状の「モチベーター」であるGSe07の最初のサンプル缶の 一つ。クリックひとつで、あなたは「彼ら」より強く、速く、タフになることができます。

この試験は失敗に終わりました。あらゆる温度、湿度、投与量の不正確さにおいて、適切に機能する処方を作ることは不可能でした。ガス状の「モチベーター」を過剰に摂取すると、人の認知機能が抑制され、過剰投与された場合、免疫系が自身の細胞を攻撃し始め、組織の破壊につながりました。 「モチベーター」にさらされた後も意識を保った兵士は、信じられないほどの痛みと制御不能な怒りを経験し、敵と自分の区別がつかなくなりました。

GSe07長時間被ばく試験中の被験者。

実験の結果。被験者は素手でロープを引き裂き、実験助手の1人を撲殺し、15分後に収容所から12km離れたところで捜索隊によって射殺されました。

1943年6月、連合軍の共同作戦の一環として、ドイツの「ポイントブランク」生産施設と要塞に対する大規模な爆撃作戦が開始されました。ドイツとフランスの標的の中には、フランスの都市カーン近郊に位置する最大規模のGSe07貯蔵庫の一つが含まれていました。この補給廠の破壊によってGSe07が大量に放出され、周辺70平方キロメートル以上が汚染されました。この地域には第352歩兵師団と第101ドイツ独立戦車大隊が駐屯しており、彼は後のDデイの戦闘に参加しました。

この汚染により1,500名以上の犠牲者が出されたものの、そのほとんどが兵士同士の暴力によるものでした。この事件の噂は瞬く間に兵士たちの間で広まり、第7軍の士気はそれ以来上がることはなく、GSe07のすべての作業は中止されました。

『Enlisted』は、この出来事に適応し、捧げられています。

他国では

しかし、どんな犠牲を払ってでも軍事的成功を収めようとしたのはドイツだけではありませんでした。強力な装備だけでなく、心理面でも軍隊の効率を高めることは、第二次世界大戦の狂気のさなか、どの国も取り組んできたことでした。

ストグラムはソ連の最前線で使用された「モチベーター」であり、攻撃前に通常部隊によって頻繁に使用されました。

誰もが知っているような、体に隠された蓄えを活性化させるための最も単純なサプリメントから、ガンマ線を使用したより複雑な処置まで多岐にわたり、それらはやがて脚色された物語や、盾に星をつけた強い愛国者を描いた長編映画にまで発展しました。

第二次世界大戦後、ドイツを代表する化学者たちはアメリカとソ連の研究所に移り、新たな監督のもとで、同様の製品の生産を継続しました。

米国へ強制送還中のドイツの著名な生化学者ワーナー・グレイとその妻。

今日に至るまで、第二次世界大戦に関する何千もの文書が、この狂気に満ちた戦争に関与した国々の記録に機密扱いで保管されています。この情報は通常、特に憂慮すべきものであり、私たちの社会が文明化すればするほど、保管された文書の黄ばんだ表紙の裏にどんな恐ろしい秘密が隠されているのかを知ることになるでしょう。

社会に真実を知らせる準備をしましょう。

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