大幅なグラフィックス改善！
2024.05.28 お知らせ
次期大型アップデートに伴い、皆さまは今までとは全く違う『Enlisted』を目にすることになります。私たちは、ゲーム内のビジュアルに大規模な改善を行う準備を進めており、一つの開発ブログにすべてをまとめられるかを検討してきました。そして、それは不可能との結論に辿り着いたため、今回の開発ブログでは誰もが気付くであろう顕著な変更をご紹介します。
ここでは、グローバルイルミネーション（GI）に対する大幅な改善についてご説明しましょう。
グローバルイルミネーションとは
簡潔に言うと、表面からの光の散乱を計算するために、『Enlisted』ではリアルタイムグローバルイルミネーション（RGI）を使用しています。この技術は、レイトレーシングに対応した超最新のビデオカードを必要としないにもかかわらず、光が直接当たらない領域も柔らかく照らし、リアルな外観を作り出します。反射光は、反射した表面の質感や色合いによってその特性が変化し、これは屋内でも屋外でも機能します。
『Enlisted』のGIは、低品質のグラフィックスのプリセットでも機能します。リソースはあまり消費しないものの、ビジュアルを劇的に改善しています。このような技術による進歩を理解するには、初期の『Enlisted』の映像と比較すると一目瞭然でしょう。
例を挙げると、初期バージョンのグローバルイルミネーションでは、反射光のディテール（鏡面反射光）に対応しておらず、拡散光のみが計算されていました。さらに、表示距離もかなり制限されていました（GIは約60mまで詳細に計算され、それ以上は簡略化された計算が用いられていました）。その解像度では、約50cmより小さい光のディテールが再現されず、場合によっては壁から光が漏れる原因となっていました。また、ハードウェア・レイトレーシング（RTX/DXR）には対応していないなど、他の問題もありました。
更新後のグローバルイルミネーション
次期大型アップデートの実施に伴い、新テクノロジーによる画面表示が、常時皆さまを魅了することでしょう。私たちは、GIのあらゆる側面を改善し、光の伝播がよりリアルになり、ゲームが視覚的により豊かになりました。これにより、鏡面反射の追加および表示距離を延長し、反射のディテールも追加しました。
変更前（左）| 変更後（右）
上記画像のように、天井から光が漏れるような光の伝播（明暗の漏れ）に関する問題は、ほぼ完全に解決しました。
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グローバルイルミネーションの表示距離と計算も改善しました。例えば、総統官邸の廊下やレールテ駅構内などで、その違いを確認することができます。
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反射を改善し、表面の特性と反射光の分布をより適切に表現できるようになりました。言い換えれば、少なくともある程度の光が入る部屋では、よりディテールが表示されるようになり、ナビゲーションが容易になります。
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さらに、滑らかな表面が、画面上には映っていないオブジェクトを反射するようになります（例：スクリーンスペースリフレクションが機能しない時）。
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パフォーマンスに違いはありません！
更新後のグローバルイルミネーションを、（設定に応じて）現在のパフォーマンスパラメーター内に収めることに成功しました。皆さまは、GIの最高品質設定を除くほとんどの設定で、いかなるパフォーマンス損失も感じることなく、『Enlisted』の更新されたビジュアルを楽しむことができます。そこでは、本変更による影響が顕著に表れるかもしれませんが、今回のビジュアルは、グラフィックス愛好家の皆さまも満足させるでしょう。
ローカルトーンマッピング
『Enlisted』のグラフィックスに関するほかの側面にも、変更を追加しています。これらはパフォーマンスに影響を与えることなく、皆さまからの「暗闇での視認性を向上してほしい」というフィードバックを基に、実装されています！現時点では、露出はフレーム全体に対してグローバルに計算されるのではなく、明るい領域と暗い領域の両方でディテールが再現されるようローカルに計算されます。これは、HDRにやや類似しており、テクノロジーやプロ写真家による仕事を必要としません。
その違いをご確認ください：
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また、明るい光源からの輝きである「ブルーム」効果も改善し、より柔らかな光がさらに拡散されるようになります。
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本変更を気に入っていただけたでしょうか？今回ご紹介したのは、次期大型アップデートで予定されている中でも、最も顕著なグラフィックスの改善です。他にも新機能や改善点が計画されているため、今後も開発ブログにご注視ください。フィードバックやお友達にシェアするのもお忘れなく。
今後もゲームの改善に取り組みます！